昨日東京・渋谷にある輸入壁紙専門店WALPAさんにて「輸入壁紙貼り方教室」に一般参加してきました!実際の貼り作業は人気のため既に満席となっていたので見学をさせて頂きました。快く見学をお許し頂いたマネージャーの岡本様、ありがとうございました。
当店でも輸入壁紙の販売と職人による施工は行っていますが、商売とは関係なく自分のものは自分で貼りたい!という気持ちも強いため参加した次第です。壁紙には主に紙、不織布、ビニールなど素材があり、それぞれ貼り方や使用する糊も異なります。今回の教室のテーマは”簡単に貼って剥せる”というもので不織布ベースの壁紙に特定の糊を使用することにより、例えば既存のビニールクロスの上からでも貼れるというものです。その糊で貼れば剥した際にも裏紙が壁に残らず、糊が多少残っても雑巾などで簡単にふき取れるのです。
ということは!気付きましたか?賃貸物件でも貼れるのです!アクセントウォールで一面だけデザイン性の高いものに変えるのは流行っていますが、それが気軽にできるのです。厳密に言えば選ぶ壁紙によっては既存のクロスのデコボコを拾ったり、慣れないと角などは綺麗にカットしにくい等ありますが、そんな細かいことを気にするよりどんどん貼って貼り変えて楽しんじゃった方が得です!!そこにカーテンなどのファブリックでトータルコーディネートすれば言うことなし!
渋谷という土地柄もあり若い人達が多かったです。でもこれだけ多くの方が自分で貼る壁紙に興味を持っているということは驚きであり嬉しくもありました。壁紙だけでなくカーテンにも関心を持ってもらうよう我々もっと努力しなければ!WALPAさんも日本の白いだけの壁紙から解放されましょうとご提案されていますが我々デコラドールでも以前よりこちらやこちらで同様のことを発信しています。
日本には世界中の素晴らしいデザインのカーテン生地や壁紙があります、しかしそれらのほとんどは使い方も含めて一般の消費者にはまだまだ知られていません。知られていない物が受け入れられるはずはありません。
WALPAさんのように消費者へダイレクトに壁紙・インテリアの良さを伝えている活動はとても賛成です。我々の業界ではプロにさえ商品案内をしていれば良いという風潮が見受けられます。しかし実際には住宅産業全体を見てもカーテンや壁紙などをインテリアとしてきちんと理解し、提案できる”プロ”は意外と少ないんです。消費者が知らないことをいいことに、深掘りをせず胡坐をかいているケースも多々見受けられます。我々は生地の良さ、インテリアの楽しさをもっともっと消費者のみなさんに直接知ってもらえるよう努力したいと思います。
さて、自宅のどこから手を付けようか・・・。
WALPA 東京 ショップ / ショールーム
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