2019年1/16-24 パリにて開催されるインテリアの祭典の様子をお伝えします♪
ファブリックス(生地)の業界では、毎年1月中旬に今年の春夏コレクションとして新作発表会がフランスはパリで行われます。同時期に幅広いカテゴリー商材が集まるメゾン・エ・オブジェという展示会も別会場で開催されます。1月のパリはとても寒く観光としては閑散期ですが、インテリア関連の世界はとっても熱いのです!
メゾン・エ・オブジェからファブリックスブランド達だけがスピンアウトしてパリ市内の右岸と左岸の特定の地域にまとまって開催されるパリ・デコオフは今年で10周年。街自体が展示会場となり130社余りの各ショールームでとても芸術性が高く、個性的で華やかな生地が目の引くディスプレイと共に展示がされています。
先ずは、移動当日。朝成田を経ち、パリCDG空港へは夕方4時ごろに到着。宿に荷物を置いたらそのままコンコルド広場近くの立派な建物の立派なホールへ向けてUBERで移動。
そこで何が行われているいるかと言うと、フランス最大の、そして世界でもトップクラスのPIERRE FREY(ピエール・フレイ)の新作発表プレゼンテーションです。世界中のエージェントやデザイナー達に向けて先行で行われるのです。そこに特別にご招待頂いたので大急ぎで向かいます。眠い、疲れた、お腹空いたとは言っていられません。幸い宿からそれ程遠くなくなんとかギリギリ間に合います。
オーナーのパトリック氏を中心にデザインチームやマーケティングチームなどの方々で次々と新作の説明がされます。
フランスの老舗のピエール・フレイですが、伝統だけではなく常に斬新さも融合し、新たなチャレンジを惜しまない姿勢が長年にわたってトップランナーであり続けることができる所が凄みを感じるところです。今回は展開ブランド一つ、比較的古典的なデザインが中心のブラクニエの再解釈、新提案に力を入れているようでした。
プレゼン終了後は新作を間近で拝見させて頂きます。何せ世界で初めて発表される場ですからこれほど最速で新鮮な情報はありません。日本での発売はまだまだ先です。翌日以降にはデコオフの会場で改めて展示されますので今夜はほどほどにしておきます。
帰り際には、PIERRE FREYの日本での総代理店である株式会社トミタの富田社長、富田副社長とPIERRE FREYオーナーのパトリック氏のご子息であり、創業者PIERRE FREY氏のお孫さんに当たる現経営の中核を担うピエール・フレイ氏とマテュー・フレイ氏と共に記念撮影をさせて頂きました。
夜遅く宿に帰る途中、光に照らされ街角に佇んでいた椅子工房を発見、ウィンドウから覗いて見るとJABなどの私たちが普段扱っている生地サンプルが沢山見えました。文化として根付いている感がありなぜかホッコリとした気分になりました。
宿は、今回色々と打合せや事務仕事の予定もあり、リビングの広めなゆったりとしたアパートを借りました。住宅街の静かなエリアでとても落ち着く場所です。水圧と湯量に全く問題なかったのが嬉しい誤算。Wi-Fi完備でベッドも快適です。目の前は食材も揃っているコンビニがありますが、今あるのは水のみ?